menou's diary

想い出の宝箱

過去と、今と。

就職してから初めての、秋がきました。

夜勤明け、ウトウトしながら、

ソファでむぎまるを抱いて、庭から香る金木犀を嗅いで……その時間が本当に心地よくて、何事にも変え難い幸せな時間です。

 

 

 

今日は、恋人の話を書こうと思います。

この先もずっとこの人と一緒に居たいと、そう思える、大切なパートナーの話です。

 

 

本が好きで、音楽が好きで、ギターが好きで、芸術が好きで

付き合う前は、そんな彼に興味を持ちました。

 

仕事に対して大真面目で、自分の意見や考えを言葉に紡いで伝えてくれて、一緒にしょーもない話題で笑ってくれて、私の悲しさに寄り添ってくれて

初めてのデート以降は、そんな彼に惹かれていきました。

 

付き合ってからというもの

嫌なところが本当に何一つなくて、怖いくらいで。

「不安にさせてごめんね」

と彼はよく伝えてくれます。

私からそうして欲しいと頼んだ訳では無いのに

「今日飲み会あるから返事遅くなると思う!ごめんね」とか、わざわざ連絡してくれます。

「安心させたい」

「○○さんが笑ってるところが好き」

「食べ物の話をしてる○○さんが好き」

そう、伝えてくれます。

 

こんな素敵な彼氏と、

私なんかが付き合っていいのか、とわたしは言ってしまうことがあります。

「嬉しいけど、わたし"なんか"って自分を卑下した言葉を使わないで欲しい」

彼は、そんなふうに言ってくれるのです。

 

彼のことが好きでたまらなくて、

いつか依存してしまわないかと不安で不安で

だからちゃんと、取れる距離は取ろうと意識して関わるようにしています。

 

あくまで、自分の幸せは、自分の手で掴みたい

そのうえで、彼と一緒にいることが出来たらそれは、何よりも幸せだろうと思うのです。

 

 

どうして私の事が好きなの?

と、何度も彼に聞いてしまいます。

「○○さんと一緒に居る時の自分が好きだから」

そう、伝えてくれます。

私はこの言葉の解釈が出来てなくて。

 

 

今日はなんだか、元彼の事を思い出して

今年の頭まで付き合っていた元彼に関して友人に相談してた色んなLINEのメッセージを見返していました。

その元彼との関係性は、理想的ではありませんでした。

彼にとっての私はきっと、恋人ではなかった。パートナーではなかった。

彼は私の事が「好き」だったかもしれないけれど、

それは恋人としてではなく「推し」のような感覚でした。

彼は、自分の意見は何一つ言ってくれませんでした。

私の言葉を全て肯定して、受け止めた顔をして、ただ私の事が好きだという一心で付き合っていました。

私も、"私の事が好きな彼"のことが、ただそれだけが好きでした。

 

比較するのは良くないと分かっていても、今の恋人と比較してしまいます。

本当に素敵な人に出会えてよかったと、強く思います。

 

 

 

今日やっと意味が分かった気がします。

「一緒に居る時の自分」

というのは、あくまで

「理想の自分」

とは違う、ということ。

 

「理想の自分という訳ではないけれど、等身大の自分自身を好きでいられる相手」

という解釈なのかなと、そう考えました。

 

 

 

 

私のどこが好きか

という問に対して、沢山あるということを教えてくれます。

私がそうして欲しいと言ったから、具体的に一つ一つ伝えてくれる彼に、

感謝の気持ちでいっぱいで

 

 

あー好きだなぁ

彼の面倒臭いところも含めて

こんなに愛おしいと思えるんだなぁ

 

そう感じるようになってきました。

 

 

どうか、長く長く一緒に手を取り合って、支え合って、一緒に成長し合って、お互いの違いを受け止めて、

 

それでもそんな貴方が好きだ

 

そう思えるような関係性でいられたらいいな